家族がいる人が自己破産をした場合「家族にも悪い影響があるのでないか?」そんな風に考えたりしますよね。
実際には原則的自己破産は本人の問題であり家族に影響が及ぶことはありません。
しかし例外的に影響が出てしまうこともあります。それは一体どういう場合に家族にも影響するのでしょうか?ここでは、自己破産と家族への影響について解説して行きます。
目次
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基本的に自己破産による家族への影響はない
日本の法律では、たとえ夫婦や親子のような特別な人間関係にあっても、それぞれ個人として考えられています。
したがって自己破産をしても、家族に影響が及ぶことはありません。あくまで本人の問題であり、自己破産におけるデメリットは本人しか受けないことが原則です。
たとえば本人と同様に官報に家族の名前が掲載されることはありません。
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あるいは信用情報機関に本人と同じ事故歴が記録されることもありません。さらに復権が決定するまで、取得した資格に基づく登録などが認められないということもあり得ません。
それらはあくまで自己破産する本人にしか関係しないことです。
しかし例外的に家族に影響が及んでしまうことがあります。その点についてお話して行きます。
自己破産が家族に影響するケース
自己破産が連帯保証人でもない家族に直接的に影響することはありませんが間接的に影響することがあります。
家族が連帯保証人の場合
自己破産をした借金の中には、連帯保証人を付けたものがあるかもしれません。もし自己破産をするのであれば連帯保証人にもきちんと相談することが大事です。
法律上、本債務と連帯債務は別々に扱われます。本債務が自己破産によって返済義務を免れたとしても、連帯債務への請求権は残ります。連帯保証人も自己破産をしなければ、債権者からの請求が続くことになり、いきなり一括請求されるケースもあり得ます。
連帯保証人は家族がなることもできます。
したがって、本人が自己破産をした借金の中に、家族の誰かが連帯保証人となっていれば、家族もまた自己破産しない限り、債権者からの請求を受けることになります。
本人が自己破産しても大事な家族がその借金が引き継ぐとなると自己破産する意味がなくなってしまいますよね。
自宅や自家用車などの財産がある場合
自己破産においては、財産を手放してしまうこともあります。同時廃止であればそういうことはありませんが財産が20万円以上あると破産管財となり、処分が必要になることがあります。
もし自宅を所有しているのであれば、自宅を手放すようになるかもしれません。また、自家用車であっても同様です。家族と自宅に同居していたり自家用車を共同使用していたりすれば、本人と同じように自宅も自家用車も失うことになります。
ただし、自家用車に関しては登録から7年以上経過しているものでは、処分の対象とはなりません。新車であれば処分される可能性が高いでしょう。
クレジットカードの家族カードも利用できなくなります
各種クレジットカードには、家族カードが認められているものがあります。支払いはあくまで本人が行いますが、本人とほとんど同様なサービスを受けられるものがあり大変便利でしょう。
しかし、本人が自己破産すれば、当然本人のクレジットカードに付随したようなものが家族カードであり、利用できなくなります。家族カードで毎月の決済をしていたのであれば、支払い方法の変更などが必要になるでしょう。
また、原則自己破産した影響は本人にしか及ばないため、本人が新しいクレジットカードの発行をするには、免責決定から約5から10年経過しなければ、審査に通ることはあり得ません。
解約返戻金のある保険や奨学金について
自己破産をするとき解約返戻金がある保険については解約が必要になるケースもあります。あくまで自己破産した本人の保険についてですが、一種の財産にも見なされるからでしょう。
学資保険等であれば、子供の教育資金にするための将来のお金であり、肝心の時に利用できなくなります。それまで貯めていた積立金等を失ってしまうことでもあります。
また、子供が大学生になった時、奨学金を受け取ろうとすれば、子供自体には影響は及びませんが、自己破産をした親が保証人になれば審査に通るのが難しくなります。その時までに信用情報機関の事故歴が抹消されていれば保証人になることは可能でしょう。
いずれにせよ、自己破産によって保険や奨学金等で家族に影響が及ぶ場合もあります。
自己破産すると家族にどんな影響があるのか? まとめ
自己破産をしても、原則的に本人にしか影響は及びません。
しかし間接的に家族に影響が出ることもあります。まず家族が連帯保証人をしている場合です。あるいは自宅で同居していたり、自家用車を共同使用していたりする時です。
またクレジットカードの家族カードを失うことになり、さらに保険を解約するため将来のお金が受け取れなくなることや奨学金の保証人になれないこと等があります。
なるべく家族に影響がでないよう自己破産については法律の専門家に相談してみましょう。
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